わが母の記』大ヒット御礼舞台挨拶@横浜ブルク13

9:40の回 上映終了後
【登壇者(予定)】 真野恵里菜原田眞人監督


今日はこれから真野ちゃんの舞台挨拶を見に行く予定。
わが母の記」はすでに映画館で見ているが、
真野ちゃんの舞台挨拶には行けなかったので、今日が初。


その後の亀有は、場所が正反対なので回避。
移動すると映画が見れなくなる。
本編見ないで舞台挨拶だけ見るのは失礼に当たる。


映画見たら、特に予定はないのだが、
汐留あたりに行ってみようかなあ・・・
レポはまた後ほど。


場所は桜木町
座席は最前だった。
(映画は近すぎて見づらいんだけど、
舞台挨拶には最高)


映画は2回目だが、全然飽きることなく楽しめた。
やはり、きちんとした映画作りをしてあるので、
筋がわかっていても十分に見ごたえがある。


真野ちゃんはこの映画を見て泣いたというが、
泣くまでの感動はなかった。
まあ、自分の母親に対する愛情の強さが足りないのかもしれない。
しかし、あらためて見て意味がわかるシーンがあり、
何度かジーンとした。


母親との関係を描いた作品と思われがちだが、
主人公(役所広司)の3人の娘を中心とした家族の物語でもある。
中でも、宮崎あおいちゃんの存在感が大きい。


この映画の最大の見どころは、
なんといっても宮崎あおいちゃんが
ブーブ兄ちゃん(カタツムリの瀬川君)に結婚を迫るシーンである。


これ以外にも、文芸作品らしいあたたかいユーモアでつつまれていて
老いてボケていく母に悲壮感はない。
娘たちは成長してゆき、やがて結婚して、子供が生まれる。
その対比の中で、人生の流れを縮図として描き出している。


2時間ほどで映画は終わり、
すぐに舞台挨拶。


松竹の宣伝部の女性の方が司会を進行し、
監督の原田眞人さんと真野ちゃんが登場。


舞台というほどのステージもなく、
ほんの数メートルの所に真野ちゃん
髪型も新しく、衣装も白黒とシックな感じ。女優っぽく大人びた印象。
なによりも美脚すぎて目のやり場に困った。
足フェチの某師匠に推奨したいくらいの見事さだった。


参考記事:
http://mantan-web.jp/2012/05/12/20120512dog00m200030000c.htmlまんたんウェブ
http://www.oricon.co.jp/news/deview/2011510/(De-view)


以下、かいつまんで内容を箇条書き
・監督、自己紹介の時にいきなり、ネットで「真野恵里菜セクシーショット」の記事を見つけて
 驚いて見てみたというツカミでヲタを笑わす。
真野ちゃんはプロデューサー(だか関係者のだれか?)の推薦で監督に紹介された。
・(オーディションというほどでもない感じだが)初めて会って、すぐ決めた。
真野ちゃんは緊張していたが、監督には落ち着いているように映ったようだ。
・目がいいと思った。
真野ちゃんが演じた貞代というお手伝いさんの役は、原作にも登場するし実在の人物らしい。
・二女役も実はオーディションで選んでいて、そちらも候補としてあったが、
 そうなると宮崎あおいちゃんのお姉さんということになり、さすがにそれはちょっと
 (真野ちゃんは童顔すぎるので)ということで、貞代に決まった。
(個人的な感想だが二女役の菊池亜希子さんもかなりよかった。)
・監督は静岡出身で、井上靖は高校(当時は沼津中学)の先輩。
 (なるほど、それで映画化の謎も納得)
・しかし、井上作品を読んだのは50を過ぎてから。
・撮影中、井上靖の自伝的作品「しろばんば」にも登場する、
 しろばんば(夕方に白い綿毛をつけて飛ぶ虫=雪虫)が実際に飛んだ。
・ちょうど、真野ちゃんのわさび田のシーンを取っているときで、
 この子は何か持ってると思いました。
真野ちゃんのご両親も見に来ていた。
・同世代の友達にもこの映画を進めたが、まだ返事はない(きっと見ているはず)笑
・明日は母の日だが、まだ何も考えていない。
・原田組のイメージ、あたったかいアットホームかんじ。
・(監督)最初の2日間くらいはすごいことになってるんですが(笑)
 (真野ちゃんはあとから参加したので)
真野ちゃんクライマーズ・ハイ」は見ていた。男気あふれる映画だった。
・この映画は試写会で見て、その後また一人で映画館に見に行った。
・マネージャさんと見に行くと仕事モードになってしまうので。
・3箇所くらいで泣いた。
・役所さんは(女ばかりが多かったので)、お父さんってかんじでした。
樹木希林さんの、年とともに体がちっちゃくなってゆく演技に感心。
時代考証とかの話をしているのを見て、そういうのが大事なんだと感じた。
・沼津弁では真野ちゃんのアドリブも入っている。
・手鼻をかむ練習をした。
真野ちゃんは、今後はものすごく意地悪な女の役に挑戦してみたい(ドS)笑
・声が高いのが難点
・(監督)訓練すれば低い声出せるようになりますよ。


客席からの質問などはなく、20分くらいで終了。
最後は監督が映画界に対してメッセージを述べて終わった。
テルマエロマエ」のような娯楽作が作られることも大事だが、
この映画のように「考える映画」も同時に作られなければならない。
日本だけでなく、ハリウッドでもそういう映画は少なくなって来ている。
この映画がヒットしていることは嬉しいと述べた。
同様の主題を扱った作品に、イラン映画の「別離」の名前を挙げた。
あっしはまだ「別離」は見ていないんだが、イラン映画は好きである。


社会派として知られる気骨ある監督と
いっしょに仕事ができた真野ちゃんは本当に良かった。