絢香 LIVE TOUR 2012"The beginning" 〜はじまりのとき〜@日本武道館

open 17:00 / start 18:00


実にいライブだった。


内容は活動再開後に発表されたアルバム「The beginning」を中心に構成されている。

The beginning

The beginning

ということで、ほとんど知らない曲だったわけだが、
セルフプロデュースによる楽曲の弱さという点はあるものの、
歌に込める熱い思いが伝わる素晴らしいライブだった。



(映像は時事通信さんより)


セットリスト

1.The Beginning
2.笑顔のキャンバス
3.Magic Mind
MC
4.アカイソラ
5.そこまで歩いていくよ
6.夢を味方に
MC
(疲れるからみんな座って)
レコーディングの話
健康的な食事の話
7.繋がる心
(いったんんはける)
バンドアクト
(アコーディオン・エレキウッドベース二胡などなど)
絢香衣装チェンジ
8.HIKARI
9.空よお願い
MC
「空よお願い」エピソード
グッズ紹介のコーナー
10.ツヨク想う
11.THIS IS THE TIME
(バンドメンバー紹介)
(絢香はける)
バンドアクト(コーラスの女性による歌&あおり)
12.Rolling in the Deep(Adele)
13.手をつなごう
14.おかえり
15.HELLO
16.やさしい蒼
次が最後の曲(冒頭マイク通さず生声で)
17.はじまりのとき


アンコール
(記念撮影)
EN1.みんな空の下
EN2.キミへ


10分押しでスタート。
終演、20時50分。


まず客席が360度全開放だった。
連番者さんとあっしの席は南西のスタンド2階席だった。


バックステージ側は後ろしか基本見えないわけだが、
(小さいモニターは全部で4つくらいある)
無限階段みたいなステージで、何度かその階段を回って歩いたりの
サービスはあった。


MC
健康的な食事に変えている。
酵素がとてもいいらしい。
パイナップルを毎朝必ず食べているようで、
冷蔵庫に5玉はストックがある。


納豆も食べれるようになった。
(いうまでもなく絢香は大阪出身)


MCでだいぶしゃべれるようになったね〜と
バンドメンバー。
昔は
絢香です。17歳です。歌います。」
しか言えなかったのにね〜とはレイコ談。


「空よお願い」は活動休止前の曲。
レストランで「大切な人を亡くしました」という手紙を
もらったことをきっかけに作曲した。
当時の空気感をどうしても再現できず、
アルバムにはデモ音源をそのまま採用した。


グッズ紹介。
鏡、折りたたみ傘、オペラグラスなどなど。
気になったのはオニギリちゃん。
ツイッターのアイコンになっているキャラクターのことだが、
実は名前がないらしい。
形状からかってにオニギリと呼ばれているその女の子、
正式に「ちび香」と命名されました。


洋楽カバー。
バンドメンバーのコーラスのおばちゃんがめっちゃうまい。
ぶっちゃけ絢香よりもうまい。
しかし、このくらいのレベルの人をバックバンドに従えているという
ものすごい豪華な(おなじみのメンバーでもあるが)ツアーなのだ。


(アンコール前の)最後の曲を歌う前には、
活動休止からいまこうして再びステージに立つことについて語った。
家族・仲間・ファンに対する感謝の思い。


その思いを伝えるために、
絢香はマイクを遠さず生声で歌いだした。


会場は静まり返っている。
それどころか開始から終了までサイリウム(ペンライト)ひとつ点灯しない
ヲタヲタしい人種が誰一人としていない、
奇跡のように良質な客層だった。


そんな会場だからこそ、
武道館に生声が響き渡った。


後半は涙で歌えない場面もあった。
あっしは純粋に感動を覚えた。
歌がうまくて感動したとかそういうテクニック的な問題ではなかった。
いま自分は再びステージに立ち、歌を歌うことができるんだという
喜びに満ちあふれていた絢香を見たからだった。
あっしは、そのとき別の人のことを思い浮かべていた。


松浦さんのことだ。
亜弥ちゃんはこうして、ステージに立って歌を歌う喜びを忘れてしまったのかなあ?
いや、決して、忘れてはいないはずだ。
いつかきっと、戻ってきてくれる。
絢香の歌を聴きながらあっしはそんな事を思っていた。


アンコールは2曲。
そのあとは引っ張ることなくあっさりと終わった。


あっしは熱心な絢香ファンというわけではではないけれども、
今後もまたライブがあったら足を運びたいと思う。