借りぐらしのアリエッティ

実はこれも見てきた。
宮崎アニメで育った世代の人間なので、
ジブリ作品はほとんど劇場公開で見ている。




評価は☆3つ(5点評価)


けっして悪くはないんだが、褒めるところもさしてない。
小人以外にはへんてこりんなキャラクターも出てこないし、
ジブリ作品らしからぬ(アニメ的に)保守的な作り。


きっと監督の頭の中に、
児童文学 > アニメーション  
なる不等式が出来上がっているのが最大の敗因だろう。


新人監督の力量(すなわちオリジナリティー)が全く見えてこないのも、
マイナス要因。
どこかでみたようなジブリアニメのシーンの焼き直しが多い。


芸術の基本は模倣であろうとは思うが、
それだけでは天才(宮崎監督)の背中は超えられない。
それを思えば、怪作「ぽにょ」は常軌を逸した天才のフィルムだなあと思う。


ハウル」のときもそう思ったが、
もう海外作品を原作に持ってくるのは勘弁してもらいたい。