つばき、時跳び明治座

11時開演


真野ちゃん出演の舞台「つばき、時跳び」を見てきました。
明治座で舞台を見るのは「HAKANA」以来、2度目かな。
藤本座長の「HAKANA」はかなりよかったが、
今回はどうかな?


初日なのでマノフレも多数来場していたが、
基本的に客の年齢層はかなり高め。
明治座の顧客と思われる。


当日券も出ていたようだが、
空席もちらほらあった。


公演時間はかなり長い。
一幕約55分で三幕構成。
途中2回の休憩(30分・25分)をはさむ。
休憩時間も含めて3時間40分の長丁場となる。


しかし、実際は長さを感じさせないアッという真野時間でした。
おそらくキャラメルボックス流の(見たことないけど)、
テンポの良い演出のおかげだろう。


以下隠します(ネタばれ注意してください)


真野ちゃんの出番は、思ってたよりも多い感じ。
主役ではないので出ずっぱりというわけではないが、
比較的重要なポイントには登場します。


とりあえず現代(私服、制服)と団子屋の娘の
2パターンの真野ちゃんが楽しめます。
団子屋のシーンは第二幕で登場。


核心のストーリーに関してだが、
ゆる〜い感じのタイムスリップものだった。
幕末の動乱期と行ったり来たりするというので、
けっこう重苦しい展開なのかと想像してたら、
肩の凝らない娯楽作となっている。


維新で有名なあの方も登場するぜよ。
クライマックスではチャンバラシーンもありますが、
ぶっちゃけ誰も死にません。


死人が出ないと感動できないというのはどうかと思うが、
泣けないけど、かなり笑えて気軽に楽しめる内容となっている。


福田さんがヒロインなわけだが、
あんまり、熱いラブストーリーという感じもしない。
総合的に評価して、
夏休みに親が子供に見せるのに
ちょうどいいかんじの舞台ではないでしょうか?
(いや、今どきの子供には、
これくらいの子供だましじゃ通用しないか??)


「しょにち」
http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/482757599


真野ちゃんは早口でしゃべろうとすると、
ちょっとセリフが聴きとりづらいところがある。
舞台経験は3回目の真野ちゃんだが、
これだけ大きい劇場でやるのは初めてなので、
舞台向けの発声法など学ぶべき部分はまだまだ多い。
(まあ、ミキティ座長もその部分では問題ありありでしたが)


その点、主役の福田さん、永井さんはさすがの演技をする。
永井さんは、以前東京セレソンデラックスの芝居を来た時、
http://www.ts-dx.com/modules/drama0/index.php?id=25
チャラい風貌に似合わず、
しっかりと芝居をするので印象が変わった思い出がある。
今作も永井さんがイイ。
あと、金子貴俊がいい味を出してる。
役者さんの名前は知らないが(パンフレット買わなかった)、
「ぜよ」の方とかもいい。


真野ちゃんが、最後のほうのハプニングと言っていたのは、
からくりのどんでん返しがうまく回らなかったことだろう。
大失敗というほどのことではないが、
真野ちゃんも想定以上のスモークを吹きかけられて、
さぞびっくりしたことだろう。


つばき、時跳び」はあと2回見に行く予定。