私の頭の中の消しゴム
「春の雪」
の2本を見てきた。
(感想は以下)
「消しゴム」はこれぞベタの世界ベタドラマという感じだった。
女性には受けるだろうが、あっしには前半がすこし長すぎる感じがした。
もうちょっとひねりがあるストーリーと思っていたからである。
しかし、ベタ好きにはいい。
あっしはもちろんソン・イェジンめあて。
「ラブストーリー」を見てはまってしまった。
チョン・ジヒョンも好きだけど、お嬢様タイプのソン・イェジンも好きだ。
原案は読売テレビの「Pure Soul」というドラマらしいが、
あっしは連ドラはほとんど見ないのでよくわからない。


あっしとしては「春の雪」のほうが面白かった。
やはり三島由紀夫らしい屈折した愛のほうが感情移入できる。
原作を読んでいなかったが、家にたまたまあったのでパラパラ読み返してみた。
非常に観念的なんだな。
だからこそ彼の思い描く美意識というものを表現できるわけだ。
こういう文芸作の映画化はたいへん難しいと思うが、
そこは三島、小説の筋だけ追っても十分面白いのである。
だから、映画としてもなかなかよく出来ていたのではないかと思う。