コクリコ坂から


きょうは、めずらしく自分の行きたいアイドル現場が少なく、
何をしようか悩んだ末、映画を見に行くことにした。
ジブリ最新作、「コクリコ坂から」。



ひとことでいえば、渋い映画だと思った。
舞台は1963年の横浜ということだ。


最初は、つまんなそうでどうなることかと思ったが、
中盤以降からグングン面白くなてきた。


50年も前の青春を描いて、いまの観客に受けるとは全く思えないのだが、
あえてそういう時代に逆行した懐古趣味に走るところがジブリらしい。
古き良き学生気質も、いまの子供が見て面白いと感じるとは思えない。
でも、50年経って学生の気質は変わっても、
人間の変わらない感情の動きというのはあるわけで、
そういう部分の描き方はやはりうまいと思わされた。


評価は☆3.5(5点評価)


点は辛いものの、最近のジブリ作品の中では一番面白いと思った。
傑作が居並ぶ最盛期のジブリ作品に比べると、相対的にこのくらいかと。
アリエッティよりは面白いと思う。
吾朗監督も、「ゲド戦記」に比べたらはるかに演出がうまくなってきた。


原作は読んだことないので、映画版との違いはよくわからない。
ただ、コクリコ坂の説明は何もなかったので、
なぜそんな名前なのかはわからなかった。