シンデレラtheミュージカル@新宿コマ劇場

初日公演終わりました。
やはりリボンと比べてしまうと、
いまさらシンデレラはないよな〜というのが率直な感想。


リチャード・ロジャースオスカー・ハマースタイン二世って、
古きよき時代のミュージカルを知っている人には涙がでるような名前でしょうが、
50年前にタイムスリップした心構えでない見ないと、
あまりにも素材がシンプルすぎます。


ていうか、やっぱりリボンの騎士が傑作すぎた。


オリジナル脚本でしかも手塚治虫
なおかつ演出家の木村氏が
娘。のキャラクターを熟知したうえで、配役を決めていますから、
まさにモーニング娘。のための作品といっても過言ではありませんでした。


シンデレラは決して悪い舞台ではないんですが、
活躍するのが主役の愛ちゃん、ガキさん
そして意地悪姉さん役のれいな、えりりんだけですから、
他の推しの人にはキツいでしょうね。


でも、夏休みだし、お母さんがチビっ子を連れて見にくるにはいい舞台だと思います。


見どころはやはり愛ちゃんとガキさんの愛の二重唱ですかね。
これは良かったね〜


それから、第三部の歌のステージからカーテンコールにかけてが
別の意味で楽しかった(謎笑)


セットリスト(第三部)
1.C\C (シンデレラ\コンプレックス)モーニング娘。バージョン
2.シャボン玉
3.ザ☆ピ〜ス
4.リゾナントブルー


う〜む、これは2年前のリボンのときにも思ったのだが、
あえてここで持ち歌を披露する必要性はあるのだろうか??


明らかにミュージカルとは異質だし、
構成上浮きまくっていることこの上ない。


このあと、宝塚の方々のステージもあるのですが、
こちらは「ブルームーン」だとか、
Shall We Dance?」だったりと、
ミュージカルに即した内容でしっくりくるし見ごたえも十分。


さらに始末の悪いことには、
ミュージカルよりもこちらのほうが盛り上がっちゃったりするんでえすよね。
まあ、こちらが本業なので(歌が)うまくて当たり前なんだが、
ヲタ救済の処置にしかみえないので、
一般のお客さんにこのアピールがどれくらい届いているのかが不安だ。


しかも、3時間公演(昼夜あり)で、
最後にこのパフォーマンスは体力的にもかなり辛そう(特に愛ちゃん)。


ここは出番の少ない娘。さんたちの唯一の見せ場なので、
やめろとはいいませんが(実際楽しいし)、
むしろ、ミュージカル本編にそのパワーを注いでほしいというのが、
あっしの考えですね。