劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語

今日は現場がいくつもかさなり、
9nineの前にどこに行くべきか悩んだのだが、
結局、見たかった映画を見ることにした。
「SPEC」も前売り買ってあるので見たかったのだが、
こっちを優先した。


とは言いつつも、あっしは「まどマギ」初級者である。


先週の日曜日、赤坂アイドルハロウィンの前日に
ある理由があって夜更かししてしまったと日記に書いた。
その理由とは、GyaO!でテレビ版を無料配信(27日まで)しているのを
見つけてしまったからである。
全12話イッキ見してしまった。


世間の評価が高いのは知っていたので、
いつか見たいなあと思っていたのだが、
現在家にはテレビがないし、
レンタルでDVDを借りるということも全くしない。
なので、ずっと見る機会がなかったのだが、
今回、やっとみることができたのだ。


噂に違わぬ大傑作だった。
全話見終わった時にこれほどまでの感動を味わえる作品はひさしぶりだった。


というわけで、こりゃ映画も見なきゃならんというので、
劇場版見てきた。


劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 予告編(シネマトゥデイ


結論から言うと、新編は蛇足であった。


テレビシリーズで完結してしまった世界のその後を描くということで、
もともと脚本段階で高いハードルが課せられていた。


そして、希望と絶望とは等価である(どちらか一方だけにかたよることのほうが、
自然の摂理=エントロピーの法則に反する)という、
本作の根底にある思想により、
新編では避けられない悲劇が描かれたといってよいだろう。
まさしく、これは叛逆の物語である。


テレビ版でプラスに振りきった針が、
新編ではマイナスに振りきる。
そういう意味では作品の持つ価値観と整合した世界である。
ただし、後味は良くない。


評価☆3つ(5点満点)