先日の横浜BLITZ大決戦ではじめて聴いた「あの坂の上まで、」。
(対バン行脚ですでに披露されて、動画は上がっていたが
あっしはネタバレ回避派なので見るのを避けていた)


オープニングの感動的なVTRからの流れもあって、
この曲を聞いた時に、泣けてきた。


リードボーカルは佐保ちゃん。
ポテンシャル的にはハロプロ現役で活躍するエッグ同期と
なんら遜色のない実力を持ちながら、
結局、エッグ卒業を余儀なくされ、
紆余曲折あって落ちこぼれ軍団とみられていた
アプガへメンバー追加されることとなった。


MCでも言っていたが、このメンバーで大丈夫なのかな?
という不安は大いにあったそうだ。
しかし、その境遇に耐えた。
アプガメンバーもがんばった。
特に、せっきーの歌がこんなに良くなるとは思ってもみなかった。


1グループに2人歌える人材が揃っていれば、
これは立派なパフォマンスユニットといえる。


佐保ちゃんは、アンコールのMCで次は
中野サンプラザを目指したいと語った。
あやのんもステージデビューが中野だったらしく、
中野を目指したいと語った。


横ブリ公演は満席にはできなかったものの、
大成功だったと思う。
(逆にスタンディング満員とか窮屈なだけなので却って嬉しくない)
しかし、「横ブリに帰ってこれて嬉しい」の心情に偽りはないだろうが、
本心はまだ満足していないのではないだろうか?


なぜなら、彼女たちはエッグ(バックダンサーとしてだけれども)で、
もっと大きい会場を経験しているからである。
中野サンプラザ横浜アリーナ。などなど。


そんなハロプロ黄金期の栄光を見ているからこそ、
彼女たちにはただ単に横ブリ成功が嬉しいという以上に、
もっと複雑な心情があったはずである。


坂の上には何があるのか?


坂の上には雲があるのだろうか?
石坂洋次郎の青春小説のような甘く感傷的な香りもする。
坂の上では、飛びます、飛びますするかもしれない。


坂の上には何があるのだろうか?


あの坂の上まで、プロモーションムービー

(こちらは音源をかぶせたみたいになっているが、
もちろんライブでは口パクではない。生歌である)



あの坂の上まで、アップアップガールズ(仮)

(オリジナルの生歌バージョン)


現在までのところ、今年のベスト楽曲賞の筆頭に挙げたい1曲である。


アップアップガールズ(仮)横浜BLITZ感想コメント 4月13日