LOVE LETTERS 2012 Spring Special@PARCO劇場      鈴木裕樹真野恵里菜

19:00〜


パルコ劇場なう。
真野ちゃん朗読舞台。


パルコ劇場は亜弥ちゃんのソングミュージカル以来だなぁ。
ロビーに歴代出演者のパネルがズラッと飾ってある。
そうそうたるメンバー。
この中に真野ちゃんの名前も加わるのか!


http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/628958336



(内容にふれていますのでネタばれ注意してください)


本当に朗読だけの静かな舞台。
真野ちゃんには申し訳ないが、
半分くらい寝てしまった(^_^;)


内容も本当に手紙のやりとりだけ。
しかし、さすがに20年以上世界で再演され続けているだけあって、
ただのラブレターではない。
幼馴染の男女の50年にわたる手紙のやり取りを通して、
お互いひかれつつも結ばれなかった(それぞれが別の人と結婚する)、
2人の人生を朗読だけで再現するのである。


最初はポンポンと時間が進行していくので、とまどう。
映画化するんであっても50年を2時間で表現するのはかなり難しいのに、
それを想像力だけで補わなければいけないので大変である。


演じる側には、それだけにものすごいスキルが要求される。
今回は比較的若い演者が多かったが、

3月8日(木) 19:00
平岡祐太&山田 優
3月9日(金) 19:00
小池徹平&平野 綾
3月10日(土) 14:00
鈴井貴之保坂知寿
3月11日(日) 14:00
櫻井孝宏大塚千弘
3月12日(月) 19:00
鈴木裕樹真野恵里菜

もっと人生の哀歓を知った、
ある程度の年齢以上のキャストで見てみたい舞台である。


ちょっと真野ちゃんは若すぎた。
それに主人公のメリッサは自由奔放な女性で、
芸術家を目指すのだが、最終的には精神を破綻してしまう。
そのような狂気をはらんだ演技も、真野ちゃんにはまだ力量不足である。


最後はお互いがそのかけがえのない存在に気付き、結ばれる(?)が、
まもなくメリッサは死んでしまう。
真野ちゃんの泣きの演技は素晴らしく、ラストも涙で締めくくったが、
ここにおよぶメリッサの内面を表現する(しかもセリフだけで)には、
まだ真野ちゃんのテクニックは稚拙である。


今回は第22期(410〜414公演)だったわけだが、
http://www.parco-play.com/loveletters/history.html
記念すべき22年前の第1回のキャストは
役所広司大竹しのぶである。
せめてこれくらいのキャストでないと、
なかなか感動を味わうのは難しいと思った。


真野ちゃんも10年後、20年後にまた挑戦したいと言っているが、
あっしもそう思う。
その時は、ぜひまた見に行きたい。