alan JAPAN PREMIUM BEST & MORE LIVE 2011@昭和女子大学人見記念講堂

開場 17:00 / 開演 18:00


1年半ぶりに訪れる人見記念。
そして、オーチャードホールで行なわれた2nd以来、
1年ぶりのalanさんのコンサートでした。


会場に着くとすでに入場列がかなり伸びていた。
グッズを買えという指令を帯びていたが、
グッズ列も2階階段上まで伸びていてとても買えずに断念。


開演までロビーでまったりして、着席。
1階ツ列40番台でした。
自分が思ってたよりは前め(半分より手前)だった。


10分から15分くらい押して開演。
バンド編成だった。
ギター1、キーボード1、ドラム1、ベース1。
この点に関しては、やはり
2ndの編成が素晴らしかった。
(余談ながら、ドラムは亜弥紺でおなじみの高尾さんだった。
おひさしぶり〜〜って感じだった!)


中央からシルエットで登場のalanさん。


セットリスト

1.BRAVE
2.群青の谷
MC
3.風の手紙
4.?(中国語詞)
5.夢のガーデン(※二胡演奏)
6.eternal love 〜恋の花〜
MC
7.久遠の河
8.BALLAD 〜名もなき恋のうた
9.ECHOES
MC
10.My Heart Will Go On(セリーヌ・ディオン
ピアノソロ(名もなき種)
11.幸せの鐘
MC
(バンドメンバー紹介)
12.東京未明
MC
13.生きる
14.ひとつ
MC
15.明日への讃歌
VTR
16.Diamond
17.空唄
18.Over the clouds
MC
19.Call my name
20.Swear
21.恵みの雨


アンコール
(Happy Birthday to You)
EN1.みんなでね 〜PANDA with Candy BEAR's〜
EN2.Venus Flower
EN3.my life
(バンドメンバー紹介)


Wアンコール
EN4.懐かしい未来 〜longing future〜


セットリストに関しては、ぶっちゃけ不明なところがある。
そこらへんは、alanマジヲタさんに補完していただきたいところだ。
(あっしはまあalan家族と言うにはおこがましい、居候程度のファンであります)
知らない曲があったのは確かだが、
これはalanさんの歌いたい曲を25曲ぜんぶ歌うという意見を通したため。


プレミアムベストライブと謳っているので、
シングル中心のベスト的なものを想像していたが、
かなりマニアックライブ的な通好みのセットであった。
そのかわり、たっぷり3時間のステージ。
もちろん、押さえるところはきちんと押さえていた。


4の中国語の歌が終わったあと、暗転。
衣装の上着を脱ぎ、腰に二胡を装置する。
スタンディングの二胡演奏はかなりカッコ良かった。


久遠の河」からは、映画主題歌シリーズ。
バックにストリングス(ヴァイオリン3、ヴィオラ2、チェロ1)の皆さんも登場。
ようやく、本格的なalanワールドになってきた。
うしろにスクリーンが現れて、レッドクリフチベット犬物語(アニメ)の
映像がそのまま使われてた(BALLADはなかった)。


映画つながりで、前回も歌った
セリーヌ・ディオン「My Heart Will Go On」(タイタニック)のカバー。
歌い終わってそのままはける。


バンドメンバーもはけ、ピアノのソロ演奏でつなぎ。


衣装チェンジ。
alanさんはウェディングドレスみたいな純白のドレスで登場。
美しい。
幸せの鐘」を1番は中国語で、2番は日本語で歌った。


そして、4年前、中国からひとり東京に出てきてた当時をふりかえるalanさん。
突然涙がこらえにれなくなって、泣いてしまった。
ここからはもう駄目だ。
「東京未明」
あっしも泣けてきた。
ここからは、もう涙腺決壊状態だった。


東日本大震災について。
alanさんの故郷、四川省も3年前大きな震災の被害にあっている。
少しでも歌で笑顔と生きる力を伝えたいと語り、
「生きる」と「ひとつ」を歌った。


今まで聴いた中で、最も感動的な「ひとつ」だった。

愛に心はいま
つながってゆくの
永久(とわ)に
ひとりじゃない
私たちはひとつ

そのあとのalanさんがまたケッサクで、
しんみりモードだった客席に、
「みんな元気ないね」ともっと拍手くれと要求ww
こういう、天然で飾らない性格もalanさんの魅力だ。


そして、大切な曲を歌いますといって、
デビュー曲「明日への賛歌」を歌った。
やっぱりalanさんといえば「賛歌」。
この曲で出会い、この曲で惚れた。
渾身の歌唱だった。


そのまままたalanさんはけて、うしろのスクリーンにVTR。
これが、alanさんの「思い出のアルバム」的内容で、
一気にお別れムードが漂ってくるのだった。
DVD化の際は、ぜひこの部分も完全収録してほしいものだ。


だが、そんな空気のなかalanさんは、
ニコ生のファン投票で決定したデニム地の短パン衣装で登場。
曲も、盛り上がり系のあげあげコーナーに突入。
やっぱ、生足最高(マテ)
でも、ほんとうにかわいかった。


「Call my name」では、歌詞を忘れてしまうくらいハイテンション。
「Swear」のalanさんはやっぱりキャワ〜!!


でも、せっかく盛り上がったのに次の曲でまた盛り下がる
(手で、下降線を描きゼスチャー)と、ガッカリして見せる正直な人。
再び、ストリングスが加わって、
「恵みの雨」


もう会えなくてもまだ愛してる
二人の日々色褪せない
いつまでもきっと
恵みの雨は降り続くでしょう
涙枯れた心に


君に出会えたからここまで来た
乾いた私の心に君だけがいつも
恵みの雨を降らせてくれたの
花もそっと咲くように
花もそっと咲くように


このタイミングでこの曲はやばいでしょう。
2度目の涙腺決壊。
ここで、心配されてたサヨナラムードがまた一気に高まることになった。


alanさん、何にも言わずに(涙をこらえるように)スタスタと去り暗転。
本編最後の曲だったようだ。
アンコール(手拍子)が起きる。


感動と動揺で心も千々に乱れるなか、
グッズTシャツと赤いチェックのミニスカートで登場。
パンツ見えそうなくらいなんですけど・・・
ちがった動揺が(笑)


サプライズで、バースデーケーキが登場。
7月25日が誕生日だったのだ。
Happy Birthday to Youをみんなで歌い、ロウソク吹き消した。
「台本に書いてないよ〜」とびっくりしてた。


「みんなalan何歳になったか知ってる〜〜?」
(客席のalan家族がめいめい答える)
「26歳??」
「ちがうよ〜」
「24歳!」
「はい、20歳で〜す!」
どこで、こんなトークテク磨いたんだwww


alanの希望で、集合写真をとることに。
スッタフさん、あわててカメラを用意。


「みんなでね」では、いっしょに
「こんにちは、よろしくね」をやった。
そして、alan楽曲の中でも1、2を争う屈指の名曲「my life」。


忘れないで私の声
voice...of me


いつか必ず訪れる
別れなら出来るだけ
美しくきっと言おう


忘れないで私のこと
life...my life


三度目の涙腺決壊。


ありがとうの挨拶をして退場。
当然、Wアンコール。
手拍子に加え、alanコールも増えた。


白いドレスにまた着替えて、登場。
最後の最後に、今後の活動方針について、alanの口から直接語られた。


中国、またはアジアの歌姫となるべく、
もっと世界を視野に活動を広げてゆくとのこと。
そして、日本を離れ、両親もいる中国に帰るとのことだった。
やっぱりそうだったのか。
しかし、日本でもライブをやりたいという言葉が聞けたので、
これが今生の別れというわけでもなさそうだ。
これからは、イベントなどですぐに会えるという機会は減ってしまうかもしれないが、
歌手は続けてゆくということなので、
また会える日を待ち続けたいと思う。


この話をするalanさんもまた、純粋というかいじらしいほど可愛い人だと思った。
何か言いたいけど、胸に言葉が詰まって考えがまとまらず、
ボリボリと頭をかきむしる素の表情がなんともいえず印象的だった。


そして、最後の曲は「懐かしい未来」。
希望を抱かせる曲がラストソングでよかった。
もう涙はない。
alanも泣きながら笑ってた。


最後は笑顔で別れようね、と。


曲が終わり、みんなに手を振り、
そしてステージ中央の階段を上って、
登場と同じくシルエットで月に帰って行くように幕が下りた。