三億円少女@池袋サンシャイン劇場(9月26日)     Berryz工房

まだ、大阪公演が終わってないので隠します。

評判が良いので、急遽チケをとって入りました。
ミステリー作品というのも、大きな魅力でした。


あっしが入ったのは、まあさ主演の回でした。
1公演しか見ていないけど、
こりゃ7人分ぜんぶ見たくなるわな〜〜
でも、全公演見比べたわけではないけど、
まあさの回は当たりだったのではないかな?


まあさの素朴でまっすぐな性格が、
依子にぴったりだったと思います。
特に、広島弁で訛ってるシーンが良い。


あと、バイクにまたがるシーンなど、
背の高いまあさは様になってました。
佐紀ちゃんや桃子なんかはどんな感じなのだろうか
すごく気になるところ。
クライマックスシーンなだけに、
バイクに足がついてなかったりすると不格好になりはしないのかな?


セリフ回しもよかった。
さすが映画主演女優!!


そのほかに、目を引いたのは梨沙子でした。
糸江役でしたが、さすがの演技力でした。
(氷室衣舞様@おはスタのときは台詞カミカミだったけど、
 本舞台上での存在感は圧倒的でした)


ストーリーは、確かにミステリー仕立てではありますが、
一朗ちゃんを一途に思う、田舎娘の純愛物語がベースにあり、
そこに三億円事件を絡めたスリリングな脚本でした。


そして、ラストシーンの演出!
これは舞台ならではの、まさにミステリー的手法を駆使した
感動のラストシーンでした。
途中までは、これから事件はどうなるのかというハラハラドキドキが勝り、
まったく泣けるかんじの進行ではなかったのですが、
やられた!という演出に、最後は涙が止まりませんでした。


評判がよいのもうなずけました。


ただ、問題点も感じられました。
主役を7人でまわすという世界初?の挑戦には拍手を送ります。
稽古も7倍大変だったろうし、
あらためてベリのすごさを再認識させられましたが、
主役以外の6人がものすごく不自然な形で登場してくるのが残念なところ。


つまり、主演以外に6人分の若い女性の役というのを
脚本段階で作らねばならず、
これがストーリーにはあまり関係ない役だったりすると、
「ああ、もうちょっとスマートな脚本にできたのになあ」と
思ってしまいます。


そいう点では「ファッショナブル」は、
アパレル業界をえがくことで、
女性ばかりが登場する舞台に整合性を持たせた脚本で、
かなり高く評価できた。


また、観客のヲタが(おそらく何公演も観ているのでしょうがないとは思うが)、
本筋とは関係ないところで、わき役の演技に過剰に反応してしまうのが、
うざくもあり、初見者には興ざめであった。
おまいら、奈菜美とか佳林様に反応し過ぎだぞ(苦笑)


もっとも、奈菜美ちゃんも佳林様も末恐ろしい存在というか、
こんな子がいるなら、ハロプロの将来は安泰と考えてもよさうだ。


再演があるなら、固定キャストで
もうちょっと人数を絞った脚本で見てみたい。
そのぶん、依子が純弥に魅かれてしまったところなどを、
もっと突っ込んで描いてくれれば、
もっと感情移入ができたと思う。


しかし、そういうマイナス分を指し引いても、
かなり面白くて完成度の高い舞台でした。
DVDは全パターンでないんでしょうか?
全員の依子を見てみたくなりますよね、これは。


追記:
ところで、宮崎あおいちゃんの主演映画「初恋」って、
どんな話なの?
これと似た話なんですかね??