キバコの会 第二回公演 『フォトジェニック』@下北沢「ザ・スズナリ真野恵里菜

冷たい雨が降る中、真野ちゃん出演の舞台、
「フォトジェニック」を見に行ってきました!
シモキタは2回目。
大英帝国以来です。


駅からの道々に飲み屋も多く、
赤ちょうちんが似合う呑兵衛にはたまらないロケーション。
小劇場のメッカ下北沢らしい、年季の入った劇場だった。


まず、コヤの小ささに驚いた。
「恋ハロ」の青山円形劇場よりもさらに小さい。
A〜H(IJ)×12の階状席と、
その前列に3×13のベンチ席。
MAXで150人程度しか入らない感じ。
円形劇場はその倍以上入るはずだ。


あっしの席はB列(前から5列目)のほぼ真ん中辺だったので、
舞台の近いこと!
もちろん、真野ちゃんもばっちり見れた!


いやあ、面白かったですねえ〜〜
堤演出っていうんでしょうか。
基本コメディーなんですが、
アドリブっぽい笑いをガンガン詰めこんでくるあたり、
TRICK」はこうやって作ってんのかな?なんて、
感心しながら見てました。


客層は男性が多い。
真野ちゃん、もしくは三浦さん目当てだろうか?
しかし、ヲタっぽい客よりも、
演劇関係者とか、役者つながりできたような人も
けっこう混じっていたような気がする。


前列、ベンチ席の常連は、
舞台上からかなりいじられてましたが(笑)


真野ちゃんも主要なキャストで、
っていうか出演者は7人しかいないので、
みんなそれなりに重要な役なんだけどね、
見せ場(秘技)もあります。



(あらすじなど内容に触れたくない方は、ネタばれ注意してください)



キャスト

半海一晃(下山高助)
野添義弘(中西昭三)
多田木亮佑(上原貢)
真野恵里菜(君島はてな
街田しおん(木田あゆみ)
三浦理恵子(橋本秋穂)
白石朋也(白井編集長)



スタッフ

演出:堤幸彦
脚本:福田雄一
音楽・演奏:武内享


公式ホームページのあらすじはこう。

<あらすじ>

ある日、うだつが上がらないタレントが3人…個性がかなり豊かな

中年マネージャーと一緒に、とあるフォトスタジオへやってくる。
「グラビア撮影」と聞いて来たものの、採用されるのはたった一人!?
そこで、マネージャー同士のハチャメチャな攻防戦が始まる…。
そして、思いもよらぬまさかの事件が!!!

〜「キバコの会」のオッサン3人と、豪華ゲストが繰り広げる、
笑いあり!涙あり?サスペンスあり!?の会話劇。是非劇場で“体感” して下さい


真野ちゃんは、新人アイドルのはてなちゃん役。
マネージャーが下山(半海)。


秋穂(三浦)のマネージャーが中西(野添)。
本当は38歳(だったかな?)なんだが、
サバを読んで25歳で売りだそうとしている。
秋穂はかなり訛っていて強度のズーズー弁


あゆみ(街田)のマネージャーが上原(多田木)で、
こちらは44歳という設定。
熟女アイドルとして売り込もうと必死になる。
上原は名古屋弁をしゃべる。


堤監督と多田木さんが名古屋出身だからだが、
あっしの地元でもあるので、みょうにツボだった。


真野ちゃんは、ほんとは頭がいいのだが、
仕事上では天然不思議ちゃんキャラという設定である。
推理小説が大好きで髑髏(なんとか)殺人事件
という本を読んでいる場面からスタートします。


下山と中西は、上原に少なからぬ恨みがある。
いまはそれぞれ独立した芸能プロで活動する3人であるが、
かつて同じ会社(モリプロ)にいた時、
ふたりは上原に会社を首にさせられた過去があるのだ。
中西が、担当アイドルと付き合っていたことを咎められたのだ。


だが、こうしてあらすじを追って行ってもあまり意味がない。
ストーリー以外で、次から次へと飛び出すネタの嵐が、
この舞台の妙味だからだ。


TRICK」で例えれば矢部(生瀬勝久)のような、
アクの強いキバコの会の3人オジサンが、
三者三様の怪気炎をふりまき散らす。


3人のアイドルもそうとうキャラが濃い。
ま、真野ちゃんはまともなほうだが、
街田さんなんかはかなり体を張ってました。


しかし、正直に告白しよう。
真野ちゃんのかわいさはいまさら言うまでもないことだが、
驚いたのは三浦理恵子さんのプロポーションの見事さである。
これは驚愕もんだった!


まず、お御足が折れそうなくらい細い。
尋常じゃないくらいに。
芸能人ってほんとすごいな、ってマジで思った。
アンチエイジングってこういうこと言うんだな。


CoCo、恐るべし!
こうなると、実物の永作博美ribbon)はどれくらい
可愛いんだろうか??
ということが気になってしまうのが、人情というものだろう。


もうひと方、街田しおんさんがまた、
三浦さん同様、まったく年齢を感じさせないナイスバディ。


キバコの会のオジサン3人はもちろん、
役者生活ウン十年のベテランの大人のなかに、
真野ちゃんという子供がひとり紛れ込んだような印象でした。


19歳になったばかりなのに、
こんなこと書いて真野ちゃんゴメンねm(_ _)m


ちょっと、話が脱線しました。


面白かったネタをいくつかピックアップしましょう。
(パンフレット的なチラシに交じって、
「フォトpedia」なる単語集・ネタ帳まで入ってました)


おバカアイドルチックな解答ができるよう、
クイズ「ヘキサゴン」をシミュレーション。


真野ちゃんが「ほら、ここです」というと、
「CoCo?」「ここなんて言わないで〜〜」と絶叫する三浦さん。


ホタテマンの歌。
この脚本、かなりオッサンでないとネタについていけない部分が多々あるのも事実。
若い人はほとんどいなかったが、
一番、ジェネレーションギャップを感じていたのは、
ほかならぬ真野ちゃんかもしれない。


真野ちゃんの秘技。
好きなミステリー作家を連呼する、長セリフ。
横溝正史、西村京太郎、松本清張森村誠一
 山村美沙、赤川次郎江戸川乱歩京極夏彦
 宮部みゆき内田康夫、夏樹静子、東野圭吾
 桐野夏生恩田陸伊坂幸太郎曽根圭介
 薬丸岳野沢尚馳星周貴志祐介
 二階堂黎人綾辻行人我孫子武丸有栖川有栖
 舞城王太郎!」


この見せ場は2回ほどあるのですが、
夜公演ではラストのほうのシーンで、ちょっとつまった。
真野ちゃんちょい苦笑いも、思いだしてキチンと言い切りました。


そして、舞台後半、
いきなり殺人事件が発生します(この展開は笑った)。


真野ちゃん、素人探偵気取りで迷推理を披露します。
一瞬、真野ちゃんケータイ刑事に思えました。


「タイムなんちゃら」とかいって、
時間をまきもどすシーンでキュルキュル回っている真野ちゃんが可愛い。


なぞが解決し、すべてが一件落着した後、
三浦さんと真野ちゃん、ふたりでキュルキュルして幕。


公演時間、約1時間45分。


真野ちゃんと「恋ハロ」で共演した坂田さんも、
観劇に訪れていたようだ。


「ひさしぶりに!」(GREE
http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/426399193


「おつかれさまっ」
http://blog.oricon.co.jp/manoerina/archive/1122/0


「フォトジェニック」(坂田さんブログ)
http://www.rikakofc.com/blog/?y=2010&m=04&d=16